どうしよう?

推奨されたのではてなダイアリーからインポートした

違和感
ここら辺を読んで、今更やっと気がついた事があって、コメント欄に書こうと思ったけども長くなりそうなんで、こっちに書きますね。
ご存知(なのかな?)のように世間の空気みたいのに少々疎いので、「世界に1つだけの花」が大ヒットしたのも、その空気もあまりよく知らなくて、だからこれの背景に関する文章も、是とする方にも非とする方にもこれまでイマイチピンと来るものはなかったのです。

ただ、この歌の歌詞は嫌いでした。
「ナンバーワンにならなくてもいい元々大切なオンリーワン」と言う言葉の用い方が嫌いだったのです。
で、どうして嫌いだったのかと言うと、ナンバーワンとオンリーワンを「ならなくてもいい」と言う形で並べてしまう事によって、レイヤーの違うものを同一の価値上で並列処理してしまっていると言う欺瞞が気に入らなかったのです。
「ナンバーワンになろうとなるまいと場合によっちゃワーストワンであろうとも、どうしようもなくオンリーワン」てのが事実だと考えます。
と言うのは前振りで、

はてな記法を学んでないんでとても不便。ほんとは自サイトに書く方がやりやすいけども、トラックバックを使おうと思ったんでここで書いてる。後、前の時にどうしてトラックバックが出来なかったのかは後で分った。リンクが無かったからです)

引用:
だからどっちかと言えば、オリジナルの花であること→自分が自分であること、外的評価に寄らない自分 というものを認識できないことに、むしろ問題点があるような気がするのよね。
:引用終わり

と、これを読んで、丁度うちの上の子が中学の時にひょいと愚痴った事を思い出しましてね。
「みんなに認められてないみたいな気がして、自分がなくなるみたいだ。」
てな事を言った訳ですわ。
小さい頃から目立ちたがりで、そのかいあってか、ここまでずっと(良くも悪くも)目立つタイプだったのが、学区の関係で中学ではマイノリティになりまして、どうもそれまでよりは、存在感も影響力も小さくなってるぽいところがあったんで、その関係かなーとぼんやり思いながら、いやそれ違うって、自分があるてのと、みんなに認められるてのは別の問題だから、みたいな事を言ったら、何だかそれなりに納得したみたいだったのですが、ここ読んで、まさにそれだよなー、と思って。

教育熱心な親じゃなかったんで、学校でどんなことやってるのか、みたいのにも特に興味も持たずになんとなく来てしまった訳だけど、外的評価が存在価値に直結する(追記)”と、考えてしまう”のはかなりまずい状態だな、とは思います。すごく生き難そう。

そう言う風に考えると、是とする人と、非とする人が前提を共有していないようにも思えました。
(で、それは、前述の歌詞の欺瞞に原因があるようにも思えました)
関係性にがんじがらめになっているような状態だと、オンリーワンである事が見えにくくなってて、だからこの歌詞の「元々大切なオンリーワン」て部分で、自分を大切にしようと思えるって部分があるだろうな、とか思えるねんけども、一方で、そんなの関係ねー、て人には甘言に見えてしまう、みたいな。

ただねー、オンリーワンて言葉は、結局自分は自分でしかあり得ない、て意味では結構残酷でもある訳で、祝うと呪うは良く似ている、とは思う。

追記:だから、私も、オンリーワンであることは「もてはやす」事にはならないと思います。ただ、単純に歌詞の意味をそのままに受け取るならば、甘言と言われてもしょうがないだろうな、とも思えるんですよね。
一方で、この意味をそのままベタに受け止めた人がどのぐらい居るのかと考えると、その空気がよく分らない事とあいまって、わかんねー、としか言いようが無く、害はないんだから別にどっちでもええのんちゃいます。とか思ってしまう。
あの曲って、どんな人にどんな形で受け入れられたんでしょう?そんなに大ヒットしたんですか?
こんな風な「世相」に関する話に触れると、自分、ほんまゲームばっかやってて、世間知らずなんだよなー、と実感します。はい。
だけども、もうずっと社会人やって来てて、世界で一番の花を「絶賛」してるのを一度も見た事なかったりもする訳で、流行歌て、どのぐらい世相を反映してるのかなぁ?みたいな疑問も残ります。