「10代で聴いていた音楽が生涯にわたって影響を与える」「新しい音楽の発見は24歳でピークを迎える」など音楽と年齢に関する調査結果が報告される - GIGAZINE
てのを読んで、つまり自分が例外的であるとはどうにも納得できなくて、ちょっと書いておく。
残念な事に、ダンナや子供の話すら聞いてないので完全に自分の場合だけになってしまうので、反証にはなららい。
ただ、好きな曲や優れた曲の範囲がこの頃の流行りか、以前の流行りかに限られているように見えるのがとても不自然に思えたのだ。
私は2歳ごろから5歳ごろまで叔母のところに預けられていたので、少し一般的な子供時代とはずれているのかもしれないけど、伯母の家では歌謡曲をよく聴いていた。
実家に戻ってからは、両親が教員だった関係もあってか、文部省唱歌を聞く機会が圧倒的に増えた。
で、どうなったのかと言うと、どっちも大好きだった。音楽と言うものが好きになって、学校で教わる曲にも流行歌にもそれなりの魅力があると思うようになったのだ。
環境の影響だったのか自分の資質だったのかは分からないけど、(音楽に優劣をつけないで)ただ好きな曲が増えて行っただけだった。
その延長のまま、歌謡曲もクラシックもフォークソング(若者の曲としてのものも本来の意味での民謡的なものも)楽しんで聞いて来た。
そのうち、流行歌に友人から聞いたビートルズが加わり、HD/HMが加わりと言う感じで、好きな曲はどんどん増えて行った。
私の傾向なのかは分からないけど、アーティストより楽曲が優先的で(正直に言うならそっちの方が普通だと思っている。みんなベスト買うじゃん)、そんな感じで好きな曲は増えて行った。
で、タイトルに戻ると10代の時点で、既に当時の流行歌じゃない沢山の好きな曲があるのは、別に珍しい事じゃないように思えるんだわ。
私の10代と言えば、10代初め頃の記憶を辿ると、ハチのムサシは死んだのさとかピーターとか3人娘(南沙織、天地真理、小柳ルミ子)や新御三家(郷ひろみ、野口五郎、西城秀樹)がいて、ちょっと後にガロやチューリップやよしだたくろうや井上陽水と言った、ニューミュージックの走り的なアーティストが出現して、ハイティーンになると、ピンクレディに前後する感じでクィーンやキッスの登場になる訳で、この中で今でも好きだと思える曲と言われても色々難しい。
実際のところ、この頃の曲の中で何かを選ぶならキャンデーズかチューリップかなとは思うけど、正直選びきれない。
んで、この年頃になって遅ればせながら出会ったビートルズの曲もとても素敵だと思う訳ですよ。
ビートルズやS&Gは我々の世代にとっては、10年以上前に流行った曲なんですが、それでも出会った時にはそれなりの衝撃があったけど、そうなるともう10代の頃の流行歌とはずれてしまう。
一方で自分が合唱部に入っていた事もあってか、学校の音楽の授業で習う曲も好きだったのだ。
もう、こうなると10代の頃に好きだった曲と年齢との関係性を導き出す事にかなり無理があるんじゃないかと言う気がしてくる。
ましてやサブスクが普通になった今では尚更ではないだろうか?
深夜のコンビニにやって来た若い男の子が、店内で流れるカーペンタースの曲(スーパースター・私にはカーペンタースのイメージだけど実はカヴァー曲)に鼻歌を合わせながらいい曲ですねと言う時代に、10代で聴いていた曲は何を意味するのだろうか?