どうしよう?

推奨されたのではてなダイアリーからインポートした

長靴をはいた猫、雑感

子供の頃東映漫画まつりで見て、当時大好きだったけど、その後見ることも見ようと思う事もなかったんだけど、サブスク全盛の今なら見られるのかなと思い立って調べたら、アマプラにあったので、見てみた。

 

時代を感じつつもそれなりに楽しくて、こんなだったかなぁと思いながら見ていたんだけど、いよいよクライマックスってあたりになって、はた?と思うところに気がついてしまった。

 

王様が王女様(=お姫様)のお婿さん候補を公募していて、大金持ちで勇敢なお婿さんがいいらしい。

 

そうしたら困ったことにお姫様にぞっこんらしい魔王ルシファーがやって来て、俺には金も力もある、3日後に姫をもらい受けるぞ!と言って自身の力を誇示して去っていく。

 

お姫様は、ルシファーを見るなり「死んでも嫌です」と拒否するのだが、ルシファーを恐れた王様にはなすすべもない。

 

たまたまお姫様を見かけたペロ(長靴をはいた猫)の相棒ピエール(たぶん、義理の兄弟から疎まれ、遺産を譲り受けられなかった気弱だが心優しい青年)が、お姫様に心を奪われたのを見たペロが、ピエールをお姫様のお婿さんにしょうと画策する…

 

と言う感じのストーリー。

 

子供向けのアニメだし、ストーリーよりは楽しさとスピード感が大切なので、ベタなストーリーは特に気にならなかったし、ペロのずる賢さも、大人になった今の私の感覚だとひでぇなぁとは思いつつも、やりすぎと言うほどではなく、それなりに楽しめた。

 

でも、はた?と思ったのはもっとずっと単純な話で、魔王ルシファーは、何にでも化けられる魔力を秘めたペンダントを持っていたという事だ。

 

そう、何にでも化けられるのなら、自分でも「見た目は悪い」と言う姿でお姫様の前に現れず、お姫様が思わずぽーっとしてしまうようなイケメンで現れればよかったのではなかったのだろうか?

 

金と力はあるが魔王でブサイクなのと、金も力もあってどっかの国のイケメン王族のフリをしていれば、楽勝だったんじゃないの?!と思ってしまったのだった。